更年期障害による肩こりの原因と対策とは?
更年期障害と肩こり
肩こりは更年期障害に限らず一般的にみられる症状の一つです。
しかし、更年期障害による影響で肩こりがひどくなるケースもよくあります。
また、肩こりの症状がまったくなかった人がいきなり更年期障害による肩こりに悩まされるケースもあるようです。
そこで、更年期障害による肩こりが発生する原因を理解し、どういった対策をすれば肩こりを軽減できるのかについてご紹介します。
ほんの少しの知識と行動によって肩こりが軽減できれば、気分も変わり、気持ちよく生活できるようになるはずです。
更年期障害による肩こりの原因
更年期障害の影響によって発生する肩こりは、女性ホルモンの減少がその原因だと言われています。
エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが減少すると、血液の体内循環が悪くなってしまいます。
その結果、筋肉や各局所への血液の供給がうまくいかなくなり、酸素が不足したり栄養が行き届かなかったりするのです。
そうなると、筋肉等が硬くなりやすくなり、結果として肩こりという症状が出てくるのです。
また、女性ホルモンの減少が理由ではない肩こりの可能性もあります。
自分で更年期だからこの肩こりはしょうがない、と判断してしまうのではなく、医師の診断を受けた方がいいでしょう。
例えば、目の疲れからでも肩こりは発生しますし、高血圧や脳などの病気が原因になっているケースもあります。
肩こり以外に更年期のほてり等の症状が出ていない場合は、他の原因である可能性を考え、早めに病院へ行って原因確認をした方がいいでしょう。
更年期障害による肩こりの対策
更年期障害による肩こりを和らげる方法がありますので、知っておくと役に立つでしょう。
更年期の肩こり専門の方法ということではなく、肩こり全般に効果的な方法をご紹介します。
一つは、肩に負担をかけないように気を付けることです。
肩に力が入った状態が一定時間以上続くと、その部分に大きな負担がかかり、筋肉が硬くなる原因になりやすいです。
肩から何かを下げる場合は、こまめに持ち替えると効果的です。
また、冬のコート等の衣服の重量も無視できない影響がありますので、ダウンコートなど、できるだけ軽い洋服を着るようにすることをおすすめします。
もう一つの方法は肩を温めることです。
更年期障害の影響で悪くなった血流を良くするためには、温めることが効果は高いですカイロなどを使ってもいいですが、体温が逃げやすい首回りにタオルやスカーフを巻くだけでもかなりの効果が期待できるでしょう。
三つ目は、適度な運動です。一定時間以上の運動を継続的に行うことが効果的ですので、試してみるといいでしょう。