更年期とパニック障害

更年期は精神的な不調が出やすい時期

更年期は精神的な不調が出やすい時期ホルモンの分泌量に大きな変動が起きる更年期は、自律神経や精神面に不調が出やすい時期です。

ホルモンは神経伝達物質の分泌に関わっているので、ホルモンバランスが崩れるにしたがって神経系もうまく働かなくなるのです。

ですから更年期をきっかけに、うつやパニック障害といったものが起きることはまったくおかしいことではないのです。

むしろこれらの症状と更年期には深い関連性があります。更年期であったがために病状がより重くなってしまうことも珍しくありません。

パニック障害とは

パニック障害とはメンタルに関わる病気のなかでも、パニック障害は更年期障害における自律神経失調症とよく似た症状を持つ病気です。

パニック障害では突然、胸が苦しくなったり、脈が速くなったり、呼吸が苦しくなったりといった発作に見舞われ、かつ、発作と同時に「死んでしまうかもしれない」という強い不安感に襲われます。これらの不安感を伴う一連の発作をパニック発作といいます。

パニック発作は脳の誤作動によって起こるものなので、身体の検査を受けても異常が見つかることはありません。

しかし患者本人にとって、パニック発作は本当に辛く、また恐ろしい経験です。

そのためパニック発作を繰り返すうちに、「また発作が起きるかもしれない」という予期不安や、以前発作が起きた場所に行けなくなってしまうという広場恐怖症を併発します。

こうした症状の積み重ねによって、外出が困難になるなど日常生活に支障をきたしてしまうことも少なくありません。

もしパニック障害らしき症状が出てしまったら

もしパニック障害らしき症状が出てしまったらパニック発作の身体的な症状は、自律神経の暴走によって引き起こされるものです。

ですから症状を抑えるためには、自律神経を安定させることが必要になってきます。

まずは病院でほかの病気が隠れていないかを調べてみて、もし異常が発見できなかったら、心療内科や精神科の医師に相談してみましょう。更年期と重なっている場合には、婦人科などでホルモンの検査を受けることも大変重要です。

病院で行う治療法としては、抗うつ薬や抗不安薬による対処療法や、ホルモン補充療法などが考えられます。

普段の生活においても、偏食をやめ、休息はしっかりとるなど自律神経に負担をかけない生活を心がけるとより治療効果が出やすくなります。

自律神経訓練法やヨガなどを取り入れ、自律神経の強化をはかるのも有効です。食事やサプリメントで自律神経やホルモンバランスの安定に寄与する栄養を積極的に補給するのもよいでしょう。

年代別に見る更年期障害