更年期障害に効くプラセンタ注射とは

更年期障害とプラセンタ

更年期障害とプラセンタ更年期障害の治療法としては、ホルモンバランスを整えることが有効です。

そのために婦人科ではホルモン補充療法などが行われています。しかし更年期障害の治療薬はホルモン剤だけではありません。プラセンタ注射というものもあるのです。

プラセンタというと美容目的の成分というイメージがありますが、更年期障害の治療においては、プラセンタの注射剤は医療用として認可された立派な薬です。健康保険の適応もあります。

実はプラセンタにはアンチエイジング効果だけでなく、自律神経やホルモンのバランスを調整する効能があるといわれています。

それゆえに更年期障害の改善薬として認知されているのです。最近では注射剤などの医療用のもののほか、サプリメントなども手に入りやすくなってきています。

プラセンタとは

プラセンタとは美容や健康に素晴らしい効果があるとして有名なプラセンタですが、一体どんな物質なのでしょうか。

プラセンタは英語で胎盤という意味を持つ単語です。

しかし医療や美容の世界で「プラセンタ」という言葉を使うときには、哺乳類の胎盤から抽出された胎盤エキスのことを指して使うのが一般的です。

胎盤には胎児を育てるために必要なさまざまな栄養分が含まれています。具体的にはアミノ酸やビタミン、ミネラル、さらに細胞分裂を促進する成長因子などです。

これらの栄養素や成長因子の相乗効果によって、アンチエイジングや疲労回復といった多種多様な効能が生まれてくるのです。

そんなプラセンタの歴史は古く、古代から薬として重んじられてきました。あのクレオパトラも愛用していたといわれています。

現在利用されているプラセンタには馬や豚由来のものもありますが、医療用プラセンタの場合には、ヒト由来のプラセンタを原料にしています。

プラセンタが更年期障害に効果を発揮するメカニズム

プラセンタが更年期障害に効果を発揮するメカニズムプラセンタ療法はすぐに効果が出るような治療法ではありません。

そのため一時期医療従事者の間では省みられなくなったこともあります。しかし近年、継続して治療を続けることによってよい効果が期待できることがわかっています。

即効性がない代わりに、身体の持つ機能そのものを高めていくことができるのです。プラセンタの詳しい薬理作用については現在も研究が続けられています。

ですが現時点においても、プラセンタの持つ各種成長因子などが、次のような作用によって更年期障害に力を発揮することがわかっています。

まずプラセンタ特有の抗老化作用がエストロゲンの血中濃度を維持するのに役立つといわれています。

さらに内分泌系を整える作用から、ホルモンバランスに好影響をもたらします。

また神経伝達物質の働きを正常化することで、自律神経などの神経系の動きを安定させます。それによってほてりやめまいなどの自律神経失調や、うつなどの精神症状を改善します。

これらの作用によって、更年期障害の多彩な症状に対して総合的にアプローチすることができるのです。

年代別に見る更年期障害