更年期の女性をおそう不安感…こじらせる前に適切な対処を!

こじらせるとやっかいな更年期の不安感とは?

こじらせるとやっかいな更年期の不安感とは?

わけもなく涙がこぼれる、ささいなことでイライラが止まらない、などとともに更年期の女性を悩ますのが不安感です。

日常のふとした瞬間におとずれ、自分ではコントロールできないほど強く感じることも多いでしょう。

楽しいことを考えて気持ちを切り替えようとしても、まとわりついた不安感は消えないどころか強くなって、激しい動悸や過呼吸を起こすケースもみられます。

すると、外出先で症状が出ることを恐れて家に閉じこもるようになったり、家族や親しい友人などの心を許せる人と常に一緒にいないと行動できなくなったりと、周囲の人々にも影響が出てきます。

そして適切な対処をしないままにしておくと、最悪の場合はうつ病になってしまうこともある、注意が必要な更年期の症状のひとつです。

わきあがる不安感の正体とは?

わきあがる不安感の正体とは?不安感は卵巣から分泌される女性ホルモンの減少が引き起こします。

加齢によって卵巣の機能が落ちたことも原因のひとつですが、それだけではありません。女性ホルモンの分泌を促し、排卵や月経をコントロールしている、脳の視床下部と脳下垂体の働きが大きく関わっているのです。

視床下部は自律神経をつかさどっているため、卵巣、視床下部、脳下垂体の連携がくずれたとき、自律神経のバランスもくずれてさまざまな精神的な症状があらわれます。

また、更年期は子育ても終わってホッと一息つける反面、親の介護や自分の老後、身近な人の死などストレス要因となる新たな悩みが増える時期とも重なります。

結婚や出産など前向きに輝いていた自分が遠く感じられ、どうしても気持ちが沈みがちになってしまいます。そういった身体と心、両方の変化が強い不安感となってあらわれるといえるでしょう。

不安感を軽くするためには?

不安感を軽くするためには?自律神経は脳の指令を身体の各機関に伝達する神経です。

そして、ホルモンなどにかかわる内分泌系の神経伝達物質として知られているのがセロトニンです。この物質を増やすことが女性ホルモンのバランスを保ち、不安感の解消にも有効だと考えられています。

セロトニンを作るにはトリプトファンというアミノ酸が必要です。トリプトファンを含む大豆製品・肉・魚・バナナなどの食品を多く摂ることが、セロトニンを増やすことにつながります。

食事で摂るのが難しい場合は、サプリメントを活用するのもいいでしょう。

同時にヨガなどの精神的にリラックスできる運動も効果が期待されます。ゆったりとした呼吸法と、身体の隅々まで使うストレッチはストレスを遠ざけ、脳の活動を正常に保つ効果があります。

不安感に負けずに、楽しい毎日を過ごせるようにしたいですね!

年代別に見る更年期障害