更年期に起こりやすい、夜尿症とは?

夜尿症とは、なにか?

夜尿症とは、なにか?夜間、寝ている間に無意識に排尿してしまうことを、幼児期は「おねしょ」、5~6歳以後は「夜尿症」と言います。

子どもは膀胱が小さく、機能が未熟なため、睡眠中に排尿してしまいますが、成長と共に排泄をコントロールできるようになっていきます。

小学生以上になっても寝ている間の排尿がつづく場合には、抗利尿ホルモンの分泌に問題があると考えられていて、医療機関での生活指導や、薬による治療といった処置が必要となります。

また、夜尿症は大人になってから一時的に起こる場合があります。これといった体の異常がなくても、夜尿症の症状が出てしまうのです。

こういった夜尿症を発症しやすい時期としてあげられるのは、産前産後、更年期、心も体もデリケートになりやすい時期です。更年期に起こるさまざまな不調が、夜尿症の症状を引き起こしてしまうことは決して珍しいことではないのです。

更年期の夜尿症は、ストレスと睡眠不足に注意

更年期の夜尿症は、ストレスと睡眠不足に注意更年期になると、せきやくしゃみをすると尿がもれてしまった、トイレが近くなったという人が増えてきます。その原因は、年齢とともに骨盤底筋やじん帯が弱くなり、女性ホルモンの分泌が減少したことで膀胱や尿道の粘膜が薄くなってしまい、尿失禁が起こりやすくなったからだと考えられています。

尿がたまっていないのに尿意を感じて、こまめにトイレに行くことを「頻尿」といいますが、それも更年期によくある症状のひとつです。

頻尿が続くと、夜何回もトイレに起きるために睡眠不足や、尿漏れの不安からストレスがたまってしまい、悪化すると夜尿症になる場合があります。

私たちは、睡眠中はホルモンによって尿をあまり作らないようにコントロールされています。

しかし、ストレスや睡眠不足で自律神経が乱れると、そのホルモンバランスが崩れ、睡眠中にも尿をたくさん作ってしまい夜尿症を引き起こしてしまうのです。

夜尿症になってしまったら、どうしたらいいのか?

夜尿症になってしまったら、どうしたらいいのか?大人になってからのおもらし、つまり夜尿症になってしまったらかなりショックを受けるのではないでしょうか。

誰かに相談したくてもなかなか人には聞きにくく、我慢してしまう人も少なくない症状です。

もし自分が夜尿症だと思ったら、規則正しい睡眠とストレスの緩和、あまり焦らず気にしないようにすることです。睡眠を十分にとるようにして、心を和ませる音楽を聞いたり、ハーブティーを飲んだりして、リラックスして過ごすことを心掛けましょう。

夜尿症が繰り返される場合には、泌尿器科を受診して医師に相談することも大切です。恥じらうことはありません。

年代別に見る更年期障害